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Bruce Sprinsteenのライブアルバム。これレコードで1万円してましたっけねえ。
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BBCの力
少し前の話ですが、BBCがテレビ番組のアーカイブをネットで公開する際にクリエイティブ・コモンズを採用するという報道がありました。(記事)

BBCはラジオでも、ネットを積極的に利用しています。現在BBCで放送されているすべてのラジオ放送はネットラジオでも配信されています。チャンネルによって異なりますが、リアルタイムの放送と1週間前の再放送は聴けるようになっています。

アーカイブという点ですごいのは、デジタル放送の6 Musicで放送されているDream Ticketという番組です。過去にBBCで放送したライブのアーカイブを放送しているのですが、その出しっぷりがものすごい。ここに過去に放送されたライブのセットリストが載っている(サイトの作者に感謝)ので見ていただければ私の言いたいことがおわかりになると思います。超一流のラインナップです。「Live At BBC」とかいうタイトルをつけて売れば結構なセールスが期待できるものもゴロゴロあります。

この番組も当然インターネットで聴くことが出来ます。音質は落ちますが、4日分の再放送も聴くことが出来ます。私はいつか聞き入れてもらえると信じてYMOのライブをリクエストしております。NHKは二度と放送しないでしょうから。

こんなことができるのもBBCが国営放送だからでしょう。しかし過去の資産を上手に活用して現在の利益に繋げるという点は見習うべきところが多いと思います。権利を盾に出し惜しみをしているよりは、DreamTicket聴きたさにデジタルラジオを買ったりブロードバンドを導入したりするような動きを作り出す方がはるかに有意義だと思います。

2002年、日本やアメリカのCD売上は下落したのに対してイギリスは回復しました。私はBBCがリスナーに多種多様な音楽を提供したことが、メガヒット不在にもかかわらず人々の音楽離れを食い止めた原因の一つにあげられるのではないかと思っています。音楽文化とは権利者を保護するものと同時に多くの人が音楽の素晴らしさを分かち合うものでもあるはずです。このBBCの動きを、文化庁やレコード業界の人はどう見るのでしょうか。
| 著作権 | 23:51 | comments(10) | trackbacks(2) |
「People get ready」の付け加え
すごいサイトからトラックバックをいただきました。どうもありがとうございます。紹介のされ方が反対運動に関連したものでしたので、アメリカでの運動(運動というとちょっと仰々しいイメージがあるかもしれません)について、私が感じたことを書いておきます。なお、なるべく事実に忠実に書いているつもりですが、英語力等の問題で間違ったことを書いている可能性もあります。そういう箇所がありましたらご指摘ください。

全体を通していえることは、アメリカのやり方と日本のやり方はものすごくよく似ていました。アメリカでは「Save Internet Radio」というサイトが立ち上がり、情報提供、情報交換の場として機能していました。

そしてメールやファックスを使っての活動もよく似ていました。アメリカでも「ファックスを使ったほうが効果的!」という声が多かったです。郵便番号を入れればその土地の議員の名前等がわかるサイトを作ったり、ボタンを押すだけで抗議文が議会などにファックスされるサイトも出来ていました。日本では「ファックスはなるべく手書きで、自分の言葉で」という動きが出ていましたね。私はこの点は日本のほうが質的に優れていると感じました。

アメリカのほうの活動も一喜一憂でした。使用料案がいったん否決されたら喜び、再提出された使用料案がロクでもないものだとわかったら抗議活動を再開し、使用料案が可決されたら落ち込み、それでも望みをつないで「多くの人にこの問題を知ってもらうよう」「多くの人にメールやファックスを送ってもらうよう」に活動していました。やり方をめぐっては色々議論されていましたが、基本はこの二つ。「アメリカでは何か秘策はありましたか」というメールをいただきましたが、何も無かったように見えました。王道に優る道はないということなのかもしれません。

「使用料に歩合制を盛り込む法案」には小規模のネットラジオ局に配慮し、支払期限を6ヶ月先延ばしにするというような項目も入っていたそうです。この法案を提出したJames Sensenbrennerという人は共和党で、「ファイル交換は基本的に違法であり、阻止しなければならない」と発言しているような人です。この人の主張はかなり強硬的ですが、しかし筋は通っています。違法なダウンローディングは規制、ストリーミングは多くの人が使えるきちんとした制度を作って守る、この態度は全米レコード協会(RIAA)からすればちょっと微妙です。RIAAは規制には当然賛成ですが、この歩合制には反対していました。歩合制を認めると使用料収入が定額制よりも少なくなってしまうからです。James Sensenbrennerからしてみれば、「規制規制でみんなを怒らせているだろうから点数稼ぎをしておこうか」というような意図があったのかもしれませんが、全体のバランスを見てなるべくフェアにやろうとする態度は今回の日本の対応とはちょっと違いがあるかなあという気がします。ただ「フェア」に出来なかったのではないかというところが笹山登生さんの掲示板などでも議論されていますね。

もう「次の動き」が具体化してきているようですね。速い速い。私は頭の中を整理中です。著作権法の基礎知識や「知的財産戦略」などなどなど、理解しておかなければならないことが山のようにあります。他人に説明する時に、自分がこの問題をきちんとわかっていないと説得力がないですから。
| 著作権 | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) |
People get ready
2002年、私はアメリカのインターネットラジオ界に起こった出来事をウオッチし続けた。アメリカのネットラジオは楽曲使用料を支払わなければならない。それをいくらにするか議論されていたのだが、小規模のネットラジオ局には非常に不利になる1リスナー1曲あたりいくらという定額制に決定しそうになっていた。

2002年5月1日、ネットラジオ局有志が「Day Of Silence」を実行する。ネットラジオで流していた音楽を一日止めたのだ。これを境にリスナーの抗議活動が活発化する。わずか数日で2万通を超えるファックスと5千通近いメールが議員や関係省庁に届けられた。そしていったん、使用料案は否決される。

しかし再度提出された使用料案は、従来と同じ定額制のみ。7月8日に使用料案は可決、決定された。小規模ネットラジオ局が主張していた収入に対する歩合制は取り入れられなかった。ネットラジオ局の中には放送を止めるところも出てきた。しかし多くのリスナーは闘いつづけた。その使用料の支払期限の10月20日までに、小規模のネットラジオ局に対する特令を作ってもらうために。

各業界の思惑、駆け引き、利害が複雑に絡む中、この問題は二転三転する。使用料に歩合制を盛り込む法案は下院を通過するが、上院に進めることをブロックする動きが現れ、ついに上院で採決されること無く、リミットの10月20日が過ぎてしまった。

しかしここで敵だと思っていた側が手を差し伸べた。使用料を徴収するSoundExchange社(RIAAによって作られた会社)は、議会での審議の結論が出るまで徴収を止め、ネットラジオ局には500ドルを仮払いさせることで許可を出した。そしてその次の国会で「使用料を決定するときは、小規模のネットラジオ局に配慮するように」という政令を通し、使用料には歩合制が取り入れられた。

こんなことが日本で起きたらどうなるのかなあと思っていた。リスナーからの抗議活動なんて盛り上がらないんだろうなあと思っていた。でもそんなことはなかった。日本だって著作権法改正に反対する署名は5万を越えた。嬉しかった。失礼なことを思った自分を恥じた。日本だってやるじゃんか。アメリカに優るとも劣らない立派な闘いだ。

この闘いはここで終わったわけではない。この出来事で、私を含め多くの人の頭の中に一つのアンテナが立った。そのアンテナの感度を鈍らせてはならない。たとえこの改正案が可決成立してしまっても運用においてはまだ何も決まっていない。1月1日まで、そしてそれ以降も、あいつらから目を離すことはできない。

自分の趣味を十分に味わいたいだけなのにこんな面倒くさいことをしなければならないなんてと思うが、もともと民主主義というものが面倒くさいものなのだろう。面倒くさい面倒くさいと文句を言いながら楽しみましょうか。
| 著作権 | 10:05 | comments(3) | trackbacks(2) |
ROCK'N チROLL コンテスト
チロルチョコがロックなコンテストをやっていたなんて知りませんでした。サイトはこちら

応募資格の「アマチュアの「自称ロックバンド」であればOK。年齢・性別・国籍・バンド編成等は問いません。ソロも可。」に惹かれました。100万円のためなら努力は惜しみません。後2日でレッツロックンロール。
| 音楽 | 18:52 | comments(1) | trackbacks(3) |
輸入盤規制問題を考えるシンポジウム@東京大学
に行ってきました。会の立案から開催までに尽力をつくしたスタッフの皆様ご苦労様でした。

一番面白かったところはオフレコがらみのところなので書こうかどうしようか考え中。生放送ネットラジオでもやったら聴きたいという人がいるでしょうかね。

オフレコじゃなさそうなところで。民主党が見直し規定を法案に盛り込むために修正案を出すというところで津田さんが川内さんに質問していて私も気になっていたのですが。

輸入権云々じゃなくても、現実的に輸入制限は輸入業者とかレーベルのレベルで行われています。とあるCDがなぜか輸入されてこなくなったという事態が発生したときに、それが契約レベルでのことなのか、輸入権に絡んで不当に輸入を抑えているのかどうかは素人目には判別しにくいものです。そうなると見直し規定を発動させるべきかどうか、その見極めが出来ずにずるずるとそのままの状態が続いてしまうのではないかという話が出ました。

それに対して川内さんは「消費者の監視団体のようなものを作って、おかしいと思ったらどんどん報告してもらうようにすればいいのでは」というアイデアを語っておられました。ここって結構重要なポイントだと思います。政治に関わることが嫌いだったり意図的に避けたい人でも、今回の出来事で「どうしても受け入れたくなければ、政治を使ってでも受け入れない」やり方があるのだということに気づいたと思います(私もそうです)。この著作権法改正は今後に飛び火しかねません。知的財産保護の名のもとに消費者の利益がどんどん削られていく可能性があります。今回の法改正がどうなるかはわかりませんが、これで終わりではなく、これからがむしろ始まりになるのです。

シンポジウムを聞きながらふと思ったのですが、輸入禁止タイトルのリスト提出を義務づければまだもうちょっとはマシだったかもしれませんねえ。そのリストは誰も閲覧できて、不当だと思えばそのタイトルの輸入禁止が妥当かどうか審議されるようにするとかね。今のあの改正案は最終的には「あれもだめ、これもだめ」にどうしてもなってしまうんですよね。

著作権法でコントロールすることに限界があるのなら、DRMのような技術的コントロールや経済的なコントロールなども取り入れて考えるべきという幅広い視野からの提言は説得力がありました。大学でのシンポジウムだからか、「今回の著作権法改正の失敗に学べ」みたいな感じになってなんかおかしかったですが。

この文章はknwtに5月28日付けで書いたものを転載したものです。
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| 著作権 | 22:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
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